横浜在住のAさんは、44歳の自営業(飲食店)を営んでおりました。

住宅は、15年前に購入した土地付建物、購入時4,500万円ので購入し、現在の残債は2,900万円です。

 

Aさんの心境:

私は、13年営んでいたお店を1年前に閉じ現在は、休職中です。銀行の返済も毎月12万円で滞納してから8か月その上、自営業時代の借入れ金額120万円の借金もあり。その返済にも毎月5万円かかり合計で17万円返済しておりました。しかし、8か月前から支払いができず滞納しております。何とか返済を延期してもらえるよう銀行に期間延長及び借換えの申請をしましたが、現在休職中ということもあり、申請を受け付けてもらえませんでした。15年間返済してきた自宅を売却しようと近くの不動産業者に査定してもらったところ2,400万円で債権額よりも低い金額で売却できないと言われました。『このまま返済をしないで競売になるのを待つほかない』と言われ,困っておりました。この先どのように生活していていいか相談する先がない中、街で見かけた看板に『任意売却救急センター』の看板をみて訪問しました。

アドバイザーの対応:

少し緊張した顔立ちで当センターにお越しいただきました。最初は、ご本人の心境をお話しいただけませんでしたが、徐々打ち解けて来てからは、現在の生活状況やこれからの生活設計の不安等をお話しいただき今後の対策を打ち合わせしました。

解決策:リースバック契約(住み続けながら任意売却)

当センターにて債権者(銀行)との債権額を確認し、返済期限の日程を確認しました。その後2週間あまりで弊社にて本物件を買取りAさんに月々家賃7万円にて住んで頂き現在住み続けながら、求職活動をしております。

※残念なことは、任意売却完了後、返済ができず自己破産を選択されました。住宅ローンの返済とは別に一般債権(自営業時代からの借金)があり、返しきれないことから破産されました。しかし、破産される前にご本人においてそのようになる原因がありました。

破産する原因:シナリオ

15年前に購入する時のことです。自宅を購入前に自営の開店資金600万円をお持ちで自己資金を持った状態で購入しました。しかし、当時は600万円のほとんどは、事業用に貯金していたもので、住宅資金に充てるものではなかったところたまたま訪れた建売販売所にて営業マンより自己資金を使うことなく自宅が手には入ります。月々の返済も家賃並ですので支払いは楽ですと言われ、当時の支払いは8万円でしたが段階的に金利が上がっている支払い方法で15年後には12万円にまで上がったことによる返済不能を引き落としました。もちろん自営業がうまくいかなかった事が原因ですが返済する為のたくわえを用意できなかったからと思います。

営業マンの勧めから買う予定のない物件を頭金なしで購入し苦しい返済に陥ったことは自らが引き起こしたことです。しかし、このことはAさんだけでなく住宅ローンの返済に困っている方の半分がこのような原因で返済不能になっています。何千万もの買い物をするのに返済困難になった場合の蓄えを用意する必要がありました。

 

 

 

 

 

 

 

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